パルテ会について
団体名 MBCパルテ会
設立年月日 2000年4月
加盟者数 52名（2023年10月現在）
創立の経緯
礒会長（手前・右）と現・全米ボート協会会長の石塚さん（手前・左）
パルテ会の名前の由来は、フランス語のスタートコール「Partez」に由来します。パルテ会は、2000年4月に、ボートマン倶楽部の第３世代として誕生し、当初は昭和50年から昭和60年頃に大学でボートを漕いでいた仲間の親睦の集まりがスタートでした。
その後、2002年5月の戸田マスターズレガッタにエイトで初出場して優勝したことをきっかけに、季節ごとに各地で行なわれるさまざまなレース に積極的に参加するようになりました。このような経緯から、パルテ会はボート仲間の中で広く知られるようになり、徐々に新しい会員を迎え入れて、さらに会員の輪を拡大してきました。
三菱ボートクラブの傘下となってからは、活躍する場を国内だけでなく、Head of the Charles、世界マスターズなどの海外レースにも継続的に参加するようになりました。また、Webサイトを早くから開設してきたことから、「Tokyo Rowing」と検索すると、パルテ会のホームページが上位表示されます。海外のボート仲間からの認知も高まっているようで、日本以外の国籍の方からの問い合わせが継続的に寄せられる点も、パルテ会の特徴の一つでしょう。 今では、20代から70代までのさまざまな国籍・出身校・漕歴の男女会員がパルテ会に在籍しています。
日本一のマスターズクラブへ
ボートをエンジョイするには、やはり強くならないといけません。主要なマスターズ・レースで金メダルを獲得することを目標に、私たちは毎週、三菱艇庫で乗艇練習に励んでいます。 三菱艇庫は、使用できる艇が豊富で、施設など練習環境が充実しています。三菱ボートクラブ傘下のマスターズクラブとして、実業団のローイングチームにも負けない環境で、トレーニングできることもパルテ会のメリットです。このような環境で練習できることに感謝しながら、日本を代表するマスターズクラブを目指していきたいと考えています。
活躍するメンバーたち
2021年春、私たちも驚くようなニュースが米国から飛び込んできました。パルテ会のメンバーである石塚信久さんが、米国ボート協会の会長に就任されました。かつて一緒に、全日本マスターズやHead of the Charlesで一緒に漕いだ仲間の吉報は、自分たちの事のように嬉しく感じました。 また、開催自体が危ぶまれていた「東京2020オリンピック・パラリンピック」では、パルテ会のメンバーはボランティアでも頑張りました。活動内容は、コース整備・広報から何でも屋（笑）まで。毎日、現役時代でもしなかったような早起きを繰り返し、体力的にはきつかったですが、とても素敵な体験でした。特に「東京2020オリンピック・パラリンピック」では、ボランティアの活躍が報道でも取り上げられましたが、その一端を担えたことはちょっとした誇りです。
海の森水上競技場のゴール付近の観客席近くで
世界マスターズでの男子4-で同着2位
2022年パルテ会は男子4-が世界マスターズ（フランス）に挑戦しました。惜しくも優勝は逃しましたが、3位までが1秒差と大接戦。世界マスターズのレベルの高さに驚く一方で、こんなにボートを楽しんでいる人たちが世界にはたくさんいることが嬉しくなりました。 コロナ禍により、海外レースの参加に消極的になっていた時期もありましたが、国内だけでなく、海外にもっと目を向けないといけないことを痛感させられました。
今、私たちには、もう一つ目標があります。それは、ボートの本場、英国のHenly Royal Regattaが開催されるテムズ川。そこで開催されるHenly Royal Masters Regattaに参加することです。そのためには、選手層の充実はもちろんのこと、クラブとしての組織力を強化しなければなりません。
パルテ会が創立してから、もうすぐ四半世紀を迎えようとしています。その節目の年がパルテ会にとって素晴らしいものになるように、メンバー全員で頑張っていきたいと思います。